行政書士の勉強時間

勉強時間の総量は、
試験の全体像を把握した上で、自分で決めます。

勉強時間-1(あなたに適切な時間は?)

行政書士試験に合格するまでに要する「勉強時間」はどれくらいか?
行政書士は、合格までに長期の試験準備が必要な資格ですから、勉強時間の問題は非常に気になるところでしょう。

一般には、約1年間、時間にして800~1000時間が目安と言われています。
しかしこの数字はあくまで一般論で、適切な勉強時間については、断定的な答え方ができないのが本音のところです。

管理人には、行政書士試験の合格者の何人かをインタビューする機会がありました。
最短では半年間・400時間程度の学習準備で合格した方がいました。
また目安と言われる800時間以上をしっかり守って合格した方もいました。
その一方で受験者のなかには、2年、3年と勉強を続けていても合格できない人がたくさんいることもまた事実です。

本人の本気の度合いや、効率的な勉強法を取り入れているかどうかにもよるとは思うのですが、合格までの道のりには、個々人により大きな差があります。

ネットで喧伝されている約1年間(800~1000時間)は、あくまで押並べての目安に過ぎないのです。それで管理人としては、勉強時間については、おおよその時間うんぬんということより、以下の意識・視点を大切にしてほしいと思うのです。

1年・1回の試験で合格する決意。

まずこの決意が大事です。試験の準備期間は長すぎても短かすぎてもいけません。準備不足(短期勝負)のまずさは割愛しますが、あまり準備期間が長すぎてもいけません。モチベーションとの兼ね合いがあり、一年以上を準備期間とするのは現実的ではないのです。

より道になります。初年度に不合格で、2年目の再受験へ向け勉強している人が、1年目に勉強した内容をすべて記憶に留めているかというと、もちろんそんなことはありません。たとえば直前期に詰め込んだ内容は、ほぼほぼ忘れてしまうのです。
「1回で合格できないのは不効率」、当たり前に思えるこのことを、なんとしても攻略する必要があります。

12月よりスロースタート

行政書士試験は毎年11月の第二日曜日に行われます。その直後あたりが、試験準備に取り掛かるタイミングです。独学で勉強するおつもりの方はもちろんですが、翌年よりスクールや通信講座を利用する方も、年度が変わるまでのこの1ヶ月少々をランダムに使い、とにかく勉強に取り掛かります。

このタイミングでは市販書でかまいませんので、「民法とは何か」「行政法とはどんなものか」を、繰り返し流し読みしてみて体感するようにします。

そしてここが一番大事なところです。
本試験7割以上の得点を達成するために、自分に必要な準備時間は500時間なのか800時間なのか、それともそれ以上なのかを、自分の感覚で決めることです。

かりに出した答えが1000時間だとしても、年明け1月から本試験までは300日以上があります。十分対処できます。あなたの中の感触が700~800時間だとしたら、準備がもっと容易になることは申し上げるまでもありません。

ともあれ最も大切なことは、一回の試験で合格する決意、一発で仕留めるしたたかさです。
その上で準備に必要な時間は、生きるためのあなたの勘のようなものを信じて決めます。