行政書士の勉強時間

試験準備期間の前半は、おおまかな学習計画でスタートします

長期的な時間管理の考え方

行政書士の「勉強時間」の考え方についてまとめに入ります。
このページで特に重要点としてお伝えしたのは、1年間(1月からの10ヶ月)をどうペース配分したら、合理的かつスムーズな学習が期待できるかということです。

通学講座をご利用される方は、このページをお読みいただく必要はないと思います。年間のカリキュラムが予め設定されているからです。教室への通学を軸として、教わった内容を学校へ通わない日に繰り返し復習する習慣ができていれば、とりたてて勉強計画を必要としないのが通学の利点です。

通信講座を利用される方、また独学をされる方は読み進めてください。

計画と時間管理

年間の勉強計画を立てる上で大切なことは、こと細かに緻密なスケジュールを立てないことです。10ヶ月で1000時間、つまり月100時間のシミュレーションだけ作ったら、あとは概ね以下のような大まかなプランで年間を見通します。

●基礎期3ヶ月/全体像の把握と基礎知識の習得に努める。
●応用期3ヶ月/過去問演習を中心とし、試験問題になれる。
●総仕上げの4ヶ月/重点箇所をしぼり、弱点克服に努める。模擬試験をたくさん受ける。直前の白書対策をする。

などです。
ポイントは、基礎学習+問題演習までの一通りを、試験準備期間の半ば過ぎまでに一通り終わらせることです。つまり総仕上げの4ヶ月程度を、試験準備の2順目に位置づけて、勉強するようにします。行政書士の勉強は、真面目に勤しみ半年を経過した頃から、ようやく本当の意味で全体像が見えてきて、重要箇所への力の入れ加減もわかるようになるからです。

選択と集中

半年ほど勉強が進むと、「合格点に届くためには何が必要か、何が足りないか」が具体的に見えてくるようになります。そこで総仕上げの4ヶ月では、科目ごとの目標点数を設定し、より一層戦略的に勉強を進めるようにします。

例えば法令の択一問題では、民法と行政法がそれぞれ80%、その他の法律科目は65%、記述式は3割程度での得点でもよしとする、などの案分を自分なりに決めてしまうことが大切です。そして演習問題でトータル65%~70%の得点を目指します。
本試験で普段の実力を100%発揮することは、なかなかむずかしいものです。トータル60%以上の正解で合格できるわけですが、平素は70%の正解率を維持したいものです。

ともかくもこのよう割り切って集中と選択をすると、何をどれくらい勉強することが大事かということがわかり、その後の時間の使い方が活きてきます。

総括しますと、試験準備の前半は緻密に計画を立てずに全体の消化に努めること。
仕上げの時期には、得意科目を伸ばすか弱点攻略かのいずれの方法で、あなたにとっての重点に集中するということになります。