行政書士の勉強時間

法令主要科目について

法令主要科目について

申し上げるまでもなく、行政書士の試験科目は法令科目を中心に占められています。列挙してみますと憲法、行政法、民法、地方自治法、会社法、商法、基礎法学、それと一般知識になります。これらの科目を勉強するに当たり、しっかりとポイントを抑え、合理的に学習することが大切です。行書書士の試験範囲は膨大で、全てをまんべんなく勉強していたのではとても消化できませんので注意してください。

行政書士の法令科目は多様ですが、各科目の出題のウエイトには大きなバラつきがあります。最も配点が高い科目は「行政法」、つづいて「民法」です。この2つの科目だけで例年出題の半数以上が占められています。つまりこの2つの科目で70%得点の実力を身につけられれば、それで試験対策の半分は終わり、という言い方もできます。

続いて重要なのが「憲法」です。出題のウエイトもさることながら、憲法はすべての法律の根幹をなす、つまり憲法の理解が、他の法律の理解をうながす、というのがその理由です。それから対策が立てにくいわりに出題ウエイトの大きい「一般知識」もあなどれません。

つまり行政書士試験の主要科目は「憲法」「行政法」「民法」「一般知識」の4つということになります。このページでは法令主要3科目のポイントを概観してみましょう。

憲法

憲法は国民一人一人の幸せを実現する為に作られた基本法です、その内容は大きく分けて「人権」と「統治機構」から成り立っています。人権とは国民の権利及び義務のこと、統治機構とは国会や内閣、司法などの機能、役割を規定しています。

憲法の勉強法は、基礎用語を覚え、法律ごとの判例を理解することに終始します。ただ憲法は改正されにくい法律ですので、行政書士に出題においても、基本的にオーソドックスな問題が出題されやすいです。テキストを一通り理解したら問題集を反復することで高得点がねらえる科目でもあります。ここですべてを取り上げることはできませんが、重要度の高い分野は、精神的自由権、人身の自由、社会権、国会の構成、国会活動などです。

この国の法律の最も外堀、そんな憲法の基礎を学ぶと他の法律へも、そんなに抵抗なく入っていけます。最初に取り掛かりたい科目です。

民法

民法は市民生活における相互関係を規律する法律です。大きく分けて「契約」に関する法律と「身分」に関する法律を定めています。
民法は日常の生活に密着した法律ですので、法律を学ぶのは初めての方でも比較的取り組みやすいと思います。ただ条文が1000以上にもなるので、全体像把握のむずかしさは否めません。そして行政書士の試験対策において、もちろん1000以上もの条文への対策が必要になるわけではありません。
法律の全体像をつかめないまま、それでも包括的な法の見方を求められるのが、民法対策のやっかいな点であるともいえるでしょう。
同じことを、スクールや通信講座の講師も言われると思います。はじめはわからないことばかりだと思いますが、ここは大切、ここは必要ない、の取捨選択を指導通りに守って知識を習得していくと、徐々に理解できるようになります。

行政法

行政法とは、特定の法律ではなく国家公務員法、行政手続法、国家賠償法など、複数の法律の総称を言います。つまり行政に関する法律をひとつにまとめたものが行政法です。
行政法は、行政組織法、行政作用法、行政救済法の大きく3つで成り立っています。
そして本試験で多く出題されるのは行政作用法と行政救済法です。

「行政作用法」は行政活動の種類や行政行為などについて定めています。もうひとつの「行政救済法」は国家賠償法や行政不服審査法などが出題のポイントです。
民法とはちがい、普段聞きなれない用語が多いこと、またその機構についてイメージがわきにくいなどが行政法攻略の難点です。

難しい概念を、なるべく図説に置き換え理解しやすくしてある参考書を選ぶようにしましょう。通信講座のページで例に上げたフォーサイトなどはかなりお薦めです。
http://gyosei-tsusin.com/